日本ストラタステクノロジーは11月2日、無停止型サーバーの新製品「Stratus ztC Endurance」を発表した。予測管理機能を搭載し、高い可用性を実現した。2024年6月から出荷予定で、ミッションクリティカルな業務を担う領域への幅広い導入を目指す。
Stratus ztC Enduranceは高い可用性の確保に重点を置いた無停止型サーバーで、コンピューティング(CPU・メモリ)、I/O、ストレージ、電源の各モジュールを一対(2基)で動作させ、冗長化している。
松本芳武 社長
高い可用性を実現する機能として、障害の予兆を検出し、アクティブ状態からスタンバイ状態へと自動で移行させる機能「Smart Exchange」を備えており、移行時に進行中のプロセスの停止やデータの損失を防止できる。製品の稼働状況を監視し、障害の発生を予測するソフトウェア「Stratus Automated Uptime Layer」との連携が可能で、回復不可能な障害の発生時、システムが停止に至るのを未然に防止できる。
VMwareの仮想化基盤に対応するモデルから提供を開始し、Windows、Red Hat Enterprise Linuxにも順次対応する予定。3年後までに年間1000台の販売を目指す。AI活用の機運が高まっている背景を踏まえ、今後はGPUのサポートなどで高度なコンピューティングにも対応する予定だ。
販売戦略としては、既存の無停止型サーバー「ftServer」からの置き換えを中心に、金融業や製造業、医療、電力・エネルギーといった業界への導入を目指す。パートナーによる販売チャネルを重視し、既存パートナーに対してはトレーニングの実施などで関係強化を図る。新規のパートナーも獲得する考えだ。松本芳武社長は「ミッションクリティカルな業務がある社会インフラなどの領域に強い既存のパートナーは重要だ。それに加えて、Stratus ztC EnduranceはAIに対する拡張性も見据えるため、AIに強いソリューションを持つ新しいパートナーともビジネスができる」と話した。
(大畑直悠)