セゾン情報システムズは2月9日の記者説明会で、ファイル転送ツール「HULFT」を10年ぶりにメジャーアップデートした「HULFT10」を発表した。コンテナ環境への導入が可能となり、クラウドネイティブなシステムと、基幹系のレガシーシステムの柔軟なデータ連携を支援する。同日、コンテナサービス向けの「HULFT10 for Container Services」の提供を開始した。
HULFT10では、HULFT10 for Container Servicesと、コンテナ基盤向けの「HULFT10 for Container Platform」を製品ラインアップに追加。ファイルの転送に用いる「転送コンテナ」と、設定や管理、外部サービスとのAPI連携を行う「管理コンテナ」で構成する。設定やログはコンテナの外部に保存し、別コンテナへの引き継ぎやバックアップができる。
HULFT10 for Container Platformは、「Red Hat OpenShift」といったコンテナ基盤で利用可能にする予定。樋口プロダクトマネージャーは「顧客にヒアリングする中で、Red Hat OpenShiftでの利用に関するニーズは圧倒的に高い。パートナーからも、HULFTと合わせて提案したいと望む声があった。今後は、優先度を上げて対応に取り組む」と述べた。
また、新機能としてHULFT10だけでインターネットにダイレクトに接続できる「HULFT over WSS」や、データ受信側のポートの公開が不要で、IPアドレスの開示をしなくてもデータを受信できる「集信要求」も紹介した。
(大畑直悠)
セゾン情報システムズは2月9日の記者説明会で、ファイル転送ツール「HULFT」を10年ぶりにメジャーアップデートした「HULFT10」を発表した。コンテナ環境への導入が可能となり、クラウドネイティブなシステムと、基幹系のレガシーシステムの柔軟なデータ連携を支援する。同日、コンテナサービス向けの「HULFT10 for Container Services」の提供を開始した。
HULFT10では、HULFT10 for Container Servicesと、コンテナ基盤向けの「HULFT10 for Container Platform」を製品ラインアップに追加。ファイルの転送に用いる「転送コンテナ」と、設定や管理、外部サービスとのAPI連携を行う「管理コンテナ」で構成する。設定やログはコンテナの外部に保存し、別コンテナへの引き継ぎやバックアップができる。