レノボ・ジャパンは7月16日、2024年度の事業戦略説明会を開いた。デバイスメーカーからITソリューションプロバイダーへの転換を図るとし、中国Lenovo(レノボ)グループの国内事業3社が連携を強化。幅広い製品でハイブリッドAIの展開を推進していくとした。
檜山太郎 社長
説明会で檜山太郎社長は、ITインフラ事業を担当するレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ、スマートフォンなどを展開するグループ傘下のモトローラ・モビリティ・ジャパンの事業についても説明。「当社は幅広いポートフォリオを持っており、ユーザーに最適化されたものを届け続ける」と述べた。
23年度の事業については、製品を横断したサービスソリューション事業が対前年比2桁成長だったと紹介。グループ全体に共通する成長領域と位置付けており、国内3社の連携を強化して「顧客の課題を理解し、価値を提供するITソリューションプロバイダーに移っていきたい」と方針を示した。
レノボグループが目指しているハイブリッドAIについては、PCなど個人のデバイスの中で使うパーソナルAI、企業など組織の中で活用するプライベートAI、「ChatGPT」のようなパブリックAIの三つが共存していく世界観になると解説。「レイヤーを分け個人のデータを守りながらAIを活用することは、ハードウェアデバイスメーカーだからこそできる」(檜山社長)として、PC、サーバーなどのITインフラ、スマートフォンなどのモバイル端末のすべてでAIの実装を推進していくとした。
PC事業では、法人向けのAI PCを近く発売する。25年までにAI向けアプリケーションが充実するとの見通しを示し、「AI活用ではエンドポイントセキュリティーがより重要で、レイヤー管理をしっかりしていく」と述べた。
(堀 茜)