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セールスフォース・ジャパン、「MuleSoft」に生成AIを取り込み システム構築フローの自動生成機能を提供へ
2024/08/08 16:00
週刊BCN 2024年08月12日vol.2026掲載
セールスフォース・ジャパンは8月1日、データ統合やシステム連携の基盤製品である「MuleSoft」のアップデートに関する説明会を開催した。米Salesforce(セールスフォース)の生成AI製品「Einstein」を活用した進化を各機能に取り込む予定で、システム構築フローの自動生成機能などを提供し、国内でのさらなる拡販を目指す。
MuleSoftは、2018年にセールスフォースが買収し、19年から日本でも展開しているプラットフォーム。各種システムに点在するデータの活用、API管理、RPAなどの機能を提供する。グローバルでは22年度、23年度ともに前年度比22%の成長を記録しており、インテグレーションソフトウェアの市場で世界トップシェアを獲得しているという。セールスフォース・ジャパン常務執行役員の小山径・MuleSoft事業統括本部統括本部長は、「日本でもさらに大きく成長できる可能性を秘めている」として、その要因として生成AIのビジネス活用を挙げた。
企業が抱える課題として、さまざまな社内システムがそれぞれデータを抱えており、生成AIに学習させようとすると、従来のポイントツーポイントの接続ではAI時代のスピードや複雑さに対応できない点を指摘。生成AIの強みであるリアルタイム性を生かすこともできないとして「リアルタイムにデータを活用できるコンポーザブル(組み替え可能)なAPIアーキテクチャーが求められる。AIをビジネスに活用するには、戦略的に組み立てブロックのようにAPIをつなげて活用できるシステムが必要だ」と述べ、こうした課題解決にMuleSoftが機能するとした。
MuleSoftにおけるAIの活用については、製品内に取り込み開発の生産性を高める点と、CRMのAI機能との連動の2軸で取り組んでいると説明。APIの構築やインテグレーションを行う開発環境に生成AIを取り入れた「Einstein for Anypoint Code Builder」は、自然言語によるプロンプト入力でインテグレーションフローを自動生成し、APIやアプリケーションをつくれるようになり、生産性が飛躍的に向上するとした。日本語の正式サポート開始は25年度を予定している。
(堀 茜)
セールスフォース・ジャパンは8月1日、データ統合やシステム連携の基盤製品である「MuleSoft」のアップデートに関する説明会を開催した。米Salesforce(セールスフォース)の生成AI製品「Einstein」を活用した進化を各機能に取り込む予定で、システム構築フローの自動生成機能などを提供し、国内でのさらなる拡販を目指す。
MuleSoftは、2018年にセールスフォースが買収し、19年から日本でも展開しているプラットフォーム。各種システムに点在するデータの活用、API管理、RPAなどの機能を提供する。グローバルでは22年度、23年度ともに前年度比22%の成長を記録しており、インテグレーションソフトウェアの市場で世界トップシェアを獲得しているという。セールスフォース・ジャパン常務執行役員の小山径・MuleSoft事業統括本部統括本部長は、「日本でもさらに大きく成長できる可能性を秘めている」として、その要因として生成AIのビジネス活用を挙げた。
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