Google Cloud Securityは、三つの製品を提供する。一つは、脅威インテリジェンス「Google Threat Intelligence」。米Google(グーグル)は、2022年に米Mandiant(マンディアント)を買収。マンディアントが開発した攻撃者や攻撃手法の特定などに強みを持つ脅威インテリジェンスと、グーグルが以前から提供してきたマルウェアサンプルを収集、分析する脅威インテリジェンス「VirusTotal」を組み合わせたのがGoogle Threat Intelligenceだとした。ユーザーは、Google Threat Intelligenceを利用することで、さまざまな角度から脅威を調査、分析できるようになるという。
橋村抄恵子 部長
二つめは、SIEM(Security Information and Event Management)、SOAR(Security Orchestration Automation and Response)といった機能を搭載するセキュリティー運用プラットフォーム「Google Security Operations」。従来、提供していた「Chronicle Security Operations」をリブランディングした製品となる。Google Threat Intelligenceと連携が可能だとした。
三つめは、グーグルがGoogle Cloud環境向けに展開してきたセキュリティー機能を「Security Command Center Enterprise」として、マルチクラウドに対象を広げ販売する。