エレコムは2月12日、Wi-Fi7に対応した法人向け無線LANアクセスポイントの新製品を発表した。スタンダード、エントリーモデルにあたる3製品を追加する。商品開発部ネットワークデバイス課コーポレートNWデバイスチームの木戸直昭氏は、「顧客が使うのに十分な機能を、求めやすい価格で提供する」とした。
谷川篤・スーパーバイザー(右)と木戸直昭氏
スタンダードモデルとしてラインアップしたのが、「WAB-BE72-M」と「WAB-BE36-M」。WAB-BE72-Mは、多台数同時接続に強く最大512台まで接続可能なモデルで、オフィスや教室といった多くのデバイスが同時に接続される場所でも安定した通信を維持することができる。接続推奨台数は256台。一方のWAB-BE36-Mは、最大256台まで接続が可能で、接続推奨台数は128台。
エントリーモデルにあたる「WAB-BE36-S」は、コンパクトなサイズなのが特徴。ホテルや小規模店舗などの限られたスペースにも設置することができる。3製品はいずれも4月上旬から順次販売していく。
また、同社では、アクセスポイント製品に加え、遠隔地に設置したネットワーク機器のリモート管理サービスとして「アドミリンク」を無料で提供している。例えば、SIerが顧客企業の機器の管理をするために活用するなどの使い方も可能だ。
ソリューション企画部の谷川篤・スーパーバイザーは「まだWi-Fi7について詳しく知らない顧客や販売店もあるので、ウェビナーや勉強会の実施、ホワイトペーパーを用意するなどの支援にも取り組んでいる」と説明した。
(大向琴音)