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ラクスが「楽楽債権管理」を発売 請求・入金データの照合など効率化
2025/07/17 09:00
週刊BCN 2025年07月14日vol.2067掲載
ラクスは7月1日、請求データと入金データの照合・消込作業を効率化する新サービス「楽楽債権管理」を発売した。「Excel」や目視で行われがちな照合作業を自動化し、経理業務の改善、月次決算の早期化などにつなげる。本製品の投入により、業務支援SaaS群「楽楽シリーズ」において、販売管理から請求書発行、債権管理までの電子化サービスを包括的に提供できるようになる。ユーザーへの提供開始は10月1日を予定する。
楽楽債権管理は、銀行から取得した入金データと社内の請求データをシステムが自動で照合し、消込処理を実施する。複数の請求への一括入金、1件の請求に対する分割入金など複雑な入金パターンにも対応している。消込結果を基にして仕訳データも自動で作成。仕訳データはCSV形式での出力が可能で、会計ソフトへの入力作業も簡略化できる。電子請求書発行サービス「楽楽明細」とは自動的にデータを連携し、エンドツーエンドで請求書発行から入金確認、消込までを効率化する。
ターゲットとする顧客について、同社は幅広く捉えているとし、楽楽明細の既存顧客や、他社製の請求書発行システムを利用する企業のほか、現時点では請求書発行も含め電子化に至っていない企業に対してセットでの提案も進める意向だ。
同社が全国の経理担当者1028人を対象に実施した調査によると、入金照合や消込業務を目視または手作業で行っているとの回答が62.6%に上った。債権管理業務における課題を尋ねたところ、「請求データと入金データを1件1件手作業で消込すること」が最も多く、「請求データと入金データの過不足の確認」「入金データの取得」「業務の属人化」「請求データと入金データの目視確認」なども挙がった。同社は製品が浸透する余地は大きいとみており、債権管理システム市場は最大360億円にまで拡大すると見込む。
市場の広がりに伴い、競合の参入が活発化している中で、同社は既存の楽楽シリーズを通じて得た顧客データに基づく製品改善のスピードを生かして、差別化を図りたいとする。
(藤岡 堯)
ラクスは7月1日、請求データと入金データの照合・消込作業を効率化する新サービス「楽楽債権管理」を発売した。「Excel」や目視で行われがちな照合作業を自動化し、経理業務の改善、月次決算の早期化などにつなげる。本製品の投入により、業務支援SaaS群「楽楽シリーズ」において、販売管理から請求書発行、債権管理までの電子化サービスを包括的に提供できるようになる。ユーザーへの提供開始は10月1日を予定する。
楽楽債権管理は、銀行から取得した入金データと社内の請求データをシステムが自動で照合し、消込処理を実施する。複数の請求への一括入金、1件の請求に対する分割入金など複雑な入金パターンにも対応している。消込結果を基にして仕訳データも自動で作成。仕訳データはCSV形式での出力が可能で、会計ソフトへの入力作業も簡略化できる。電子請求書発行サービス「楽楽明細」とは自動的にデータを連携し、エンドツーエンドで請求書発行から入金確認、消込までを効率化する。
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