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アクティファイ、バックアップストレージにイメージ管理機能を統合
2025/10/01 13:00
この統合によって、一貫したバックアップ運用を行うことが可能となる。Actiphy ImageCenterを使うことで、ActiveImage Protector専用のセキュアなバックアップストレージを簡単に構築でき、同時にバックアップイメージファイルを処理するため、クライアントの負荷を大幅に軽減できる。
昨今、頻繁に発生しているランサムウェア攻撃によるデータの破壊は、業務継続を困難にする大きな脅威であり、企業の経営の危機に直結する可能性もある。「システム/データの保護」をはじめランサムウェアの感染を前提とした「復旧対策」も重要で、その有効な手段の一つがバックアップ。今回リリースするActiphy ImageCenterでは、ランサムウェアの攻撃に対してもデータを専用のストレージで安全に保護できるだけでなく、ActiveImage Protectorのバックアップファイルをリモートで安全に一元管理できる。Actiphy ImageCenterは、ActiveImage Protectorのユーザーであれば無償で利用できる。
イメージ管理機能の主な特徴としては、ActiveImage Protectorとは別のサーバーでバックアップファイルの処理(結合、レプリケーション、検証、起動確認)を実行するため、バックアップ元に負荷をかけずに運用できる。イメージ処理は、即時、時間指定(週/月単位)、増分ファイル数など、環境に合わせて柔軟にスケジュール設定が可能。また、バックアップ保存先のフォルダー単位の管理によって、複数クライアントのバックアップファイルの結合やレプリケーションなどの処理を一括設定できる。
バックアップファイルの起動確認を行うBootCheck機能や増分ファイルの結合機能など、時間のかかるタスクは就業時間中は行いたくない、レプリケーションはネットワーク負荷の低い深夜に行いたいなど、特定の時間帯にタスクを実行しないようにスケジュール設定することが可能。バックアップファイルのレプリケーション先は、ローカルストレージ、共有フォルダー、SFTP、FTP、WebDAV、クラウドストレージなど幅広く対応している。バックアップファイルを分散化することによって、セキュリティーレベルを維持できる。
ストレージサーバーと同じホスト上のバケットだけでなく、共有フォルダーに対してもイメージ管理機能を使用できる。ストレージサーバー以外やレプリケーション先などに保存したバックアップファイルの管理も可能となっている。
バックアップストレージ機能の主な特徴としては、ActiveImage Protector専用のセキュアなバックアップストレージを構築できるため、ランサムウェアなどの攻撃を極力回避することができる。バックアップストレージへのバックアップはQUICプロトコルを使用している。複数のQUIC接続が同時に使用されるため、バックアップの効率的で高速なデータ転送が可能。また、バックアップストレージに、保存先ストレージデバイスよりも高速なUSB SSDなどをキャッシュデバイスとして追加することで、バックアップを安定した処理速度で実行できる。
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