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アクティファイ、CLUSTERPRO XとActiveImage ProtectorをSaaSとして提供

2025/05/14 15:24

 アクティファイは、NECのHA(高可用性)クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X 5.3」に対応したシステム/データ保護ソリューション「ActiveImage Protector CLUSTERPRO」と、今回新製品となるSaaSモデルの「ActiveImage Protector CLUSTERPRO X CLOUD」のサービスの提供を5月14日に開始した。

 NECのCLUSTERPRO Xシリーズは、高可用性/信頼性に優れ、多くの導入実績がありながらシステムの需要拡大に合わせて発展し、システム運用の障害によるサーバーダウンを回避できる最適なソリューションの一つとなっている。

 CLUSTERPRO XシリーズとActiveImage Protector CLUSTERPROを組み合わせることで、サーバーのハードウェア障害以外の、ランサムウェアなどのサイバー攻撃の問題を解決することが可能となる。ActiveImage Protector CLUSTERPROは、すでにCLUSTERPRO Xを導入済みの環境にも短時間で実装することができ、サーバーシステムを全方向から保護することができる。

 新規にCLUSTERPRO Xの導入を検討しているユーザーは、同時にクラウド環境での使用も念頭に置いている場合が増えている。今回新たにリリースしたActiveImage Protector CLUSTERPRO X CLOUDは、SaaSタイプのクラウドサービスとなっており、CLUSTERPRO XとActiveImage Protector CLUSTERPROが実装されたクラウド環境をまとめて提供できるため、用意されたクラウド環境へ接続し、必要に応じてデータベースソフトウェアなどを導入するだけで、即座に使用することができる。また、同製品はクラウドサービスのためハードウェアメンテナンスも不要となる。

 ActiveImage Protector CLUSTERPRO X CLOUDの主な特徴としては、高可用性を実現するCLUSTERPRO XとActiveImage Protectorの組み合わせによって、強固な二重の耐障害性を実現することができる。

 物理/仮想マシンのOS、設定、データ、アプリケーションといったコンピューターの内容を丸ごと、一つのイメージファイルとしてバックアップすることが可能。障害発生時にはファイル/フォルダー単位の復元/ディザスタリカバリー/異なるプラットフォームへの復元など、RTOを短縮して、確実に復元することができる。バックアップが終わると自動的に保存先を遮断する。ランサムウェアなどのウイルス攻撃があった場合でも保存先を安全に隔離できる。

 ローカルディスクからネットワーク共有(CIFS)、S3互換オブジェクトストレージ、クラウドストレージ、LTO、RDXなどが1次、2次保存先として利用できる。また、すでに取得したバックアップファイルを、復元したいプラットフォーム環境に最適化するためのコンバート機能を利用することにより、セカンドインフラとしてオンプレミス、メガクラウドなどを利用することができる。さらに、ディザスタリカバリー、コールドバックアップや各種の便利な操作を行うための起動環境の作成ツール「Actiphy BE Builder」を提供する。

 ActiveImage Protector CLUSTERPRO X CLOUDのサービスは、期限付きライセンスで提供する。構成されるクラウドマシンのスペックについては、カスタマイズが可能となっている。
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外部リンク

アクティファイ=https://www.actiphy.com