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DDS、多要素認証統合プラットフォームの新バージョン

2016/10/17 22:02

 ディー・ディー・エス(DDS、三吉野健滋社長)は10月14日、多要素認証統合プラットフォーム「EVE MA」を機能強化した新バージョンとして「R3.40」を発売した。動画顔認証に対応し、新たに顔認証プラグインを加えた。

 EVE MAは、生体やICカード、パスワードといった認証をはじめ、ネットワークやアプリケーションなど幅広いシステムに適用する認証ソリューション。拡張性の高いプラグインアーキテクチャで、エンタープライズシステムの認証基盤での自在な認証設定を可能にする。新バージョンでは、自治体、教育施設、医療機関、金融機関などで求められるアクセス端末に対するセキュリティ対策として、顔認証プラグインをリリースした。

 顔認証機能は、特別な動作が不要でカメラに顔を向けるだけのハンズフリー認証。常時監視による離席時の画面ロック機能も用意し、なりすましによる不正利用を防止する。また、専用の読み取り装置も不要で、市販のウェブカメラや端末のPC内蔵カメラが利用できるため、導入コストの低減を図ることができる。

 とくに、顔認証機能に備わる離席ロック機能は、「医療情報システム安全管理に関するガイドライン」で示されている「入力者が端末から長時間、離席する場合には、正当な入力者以外の者による入力を防止するため、クリアスクリーン等の防止策」として利用することが可能としている。
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外部リンク

ディー・ディー・エス=https://www.dds.co.jp/