年頭所感

【2004年 我が社のキーワード】 日本事務器(NJC)

2004/01/05 16:04

週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載

「マネジメント」

大塚孝一社長


 昨年は、4つの営業本部設立や、事業ドメインを4つに区分するなど、さまざまな組織再編を断行した。大規模な組織の見直しであったために、社員に不安や不満を抱かせたかもしれない。

 だが、眠っていたビジネスを飛躍させるためのカギがいくつも発見できた。社員も新たな組織、体制に馴染んできており、持てる力を発揮できる土壌になってきたようだ。その成果は早くも出てきており、今年度(2004年3月期)は増収増益を達成できる見通しが立った。

 今年は高い目標は掲げないが、昨年築いた成長路線を確実かつ着実に伸ばしていくことが至上命題といえるだろう。そのために必要なのは、マネジメント力だ。昨年新たに構築した体制や組織をいかに成長軌道に乗せてマネジメントしていくかが重要になる。

 また、顧客満足度の向上がビジネス飛躍には最も欠かすことができない要素だが、顧客に価値を提供するのは社員であり、社員の満足度が上げらなければ顧客満足度の向上にもつながらないと思っている。

 また、社員のやる気をいかにコントロール、マネジメントするかも大切になる。

 社員は決して自分の今のスキルに甘んじることなく、経験と知と体力をどんどん高め、それぞれの持ち場でのプロフェッショナルへと成長して欲しい。
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