年頭所感

【2004年 我が社のキーワード】 シーイーシー(CEC)

2004/01/12 16:04

週刊BCN 2004年01月12日vol.1022掲載

「創注」

宮原隆三社長


 昨年は、年初から情報サービス業界がマイナス成長に転じ、大型プロジェクトの減少や供給過剰による価格低下など、当社にとっても非常に厳しい1年だった。昨年4月には本社を恵比寿(東京都渋谷区)に移転し、顧客に密着したサポート体制を整えた。同8月には、中国・上海に創注(上海)信息技術有限公司を設立。中国市場の営業拠点として活動を開始している。

 今年は、顧客企業の経営課題解決のために、ベストなソリューションを創造的に考え提案する活動を「創注活動」と呼び、これを一層強化。ソリューションビジネス、ソフトの受託開発、ITサービスの3分野を柱に事業の拡大を図る。

 ソリューションビジネスでは、国内外の有力パッケージや自社製品の「WonderWeb(ワンダーウェブ)」を駆使して、中堅・中小企業市場を中心に、業種・業務ソリューションを提供する。ソフトの受託開発では、開発作業の標準化や、プロジェクトマネジメント力の強化など品質と生産性の向上を徹底する。加えて、創注(上海)を中心とした中国オフショア開発を推進し、低コストで付加価値の高いサービスを提供する。

 ITサービスでは、ITの運用コスト削減するLSR(旧式システムの移行)サービスを本格的に展開する。真のシステムインテグレータになるため、積極的に新ビジネスにチャレンジする。
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