年頭所感

【2007年 年頭所感】 アルゴ21

2007/01/01 20:37

週刊BCN 2007年01月01日vol.1168掲載

「実行あるのみ」

太田清史社長

 「2010年計画」を推進している。2010年、当社はどうあるべきなのかを社員1人ひとりが明確にイメージできるようにする。やりがいがある仕事とは何か、理想的な姿は何なのか全員で考える。

 中期経営計画でトップが数値目標を掲げるのは簡単だ。しかし、それで本当にみんな幸せになれるのか。心のないところに言葉だけ投げかけるのは、砂漠に水を撒くのと同じように虚しいことではないのか。

 3-4年後の姿を明確に描くのは意外に難しい。志がなければとても描けない。実はこの志を持つことこそが2010年計画の真の狙いである。

 あれやれ、これやれ、いくらでやれと顧客に言われるままでいいのか。いや違う。じゃあ、逆に提案できるようにするにはどうすべきなのか。方向さえ決まれば、あとは“実行あるのみ”だ。

 やりたいことと、やれることにはまだ乖離がある。理想的な姿からみれば改革はまだ緒についたばかりだ。一足飛びに売り上げや利益が増えるわけではない。過去の成功体験の延長線上でなく、むしろ一旦切り離してゼロから取り組む心構えが求められている。

 2007-10年は当社の第2の創業期と捉え、未来を支える基盤づくりに徹する。これからはプロフェッショナルなソリューションを提供するサービスカンパニーの形態に活路を見いだすことになるだろう。

 全社員の智恵を結集し、ビジネスを変革する年としたい。
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