「ユニーク」

神谷 純社長

 フォーカスしているSOHOや大企業の部門など「SOHO環境」の市場に当社プリンタが認知され、昨年は前年に比べ2ケタ成長した。特に、コストを低減するなかでIT化を進める企業には、A4判に特化したプリンタが非常にフィットした。従業員20人以下の中小企業にも、IT化の波が押し寄せ、それと同時にプリンタも導入が進み、時代にマッチした拡販ができた。

 SOHOは従来、単機能プリンタやファクシミリ、スキャナなどを個別に購入していた。しかし、それではオフィスが狭く使い勝手が悪くなる。そんな事情から、省スペースを実現する小型デジタル複合機などが好まれ、浸透した。

 昨年、新たにカラーレーザーのA4判複合機を出した。今年は、A4判の「カラーレーザー複合機元年」といえるほど、市場が伸びる見通しだ。そのため、市場活性化に備え、製品ラインアップを強化する。家庭用インクジェットでは複合機が半数を超え、中小企業での複合機化も当たり前になる。

 日本だけを見ていると、昨年から総人口が減り始めた。そのなかで、国内市場でいま何をすべきか、世界を視野に入れて考える必要がでてきた。国内だけで通用する製品に集中すると、コストが見合わない。バランスをとりながら、日本発で世界に通用するユニークな製品を開発することがポイントになる。

 当社のプリンタは、低価格製品が多く、家電量販店で拡販するケースが多かった。だが、今年はSIerやディーラー経由のチャネルを強化していく。