「イントラマート」安心感が人気

 低迷が続いていた新興市場が復調するなかで、IPO(株式新規公開)銘柄が人気を集めている。

 NTTデータイントラマートが6月7日に東証マザーズに新規上場。公募価格18万5000円に対して36万円台で初値をつける人気となった。業務用イントラネット構築ツールを開発・販売する。大手企業を中心にした約1700社のユーザーに対するサービス事業を拡大させるほか、新規顧客開拓を進める。2008年3月期は売上高が20%増、経常利益は3億円とほぼ倍増を見込む。収益拡大期待に加え、NTTグループ企業という安心感、ベンチャーキャピタルがいない株主構成も人気につながった。

 6月13日には、日本一ソフトウェアがジャスダックに新規上場。戦術性とストーリー性、成長システムを併せ持つシミュレーションロールプレイングゲーム(SRPG)といわれるゲームソフトの企画、開発、販売が主軸。ソニー製ゲーム機向けに年間2-3作のソフトを開発。他社ソフトの委託販売や、他社に開発を委託したソフトを年間2-3作販売する。販売は大手ソフトメーカーとの競合を避け、国内はお年玉商戦が終わった1月半ば以降、米国ではクリスマスをあえて避け4月に新作を投入する独自の戦略をとっている。

 富士ソフトの子会社のサイバーコムが6月19日にジャスダックに新規上場。売上高の9割以上をソフトウェア開発事業が占めており、主力は通信系ソフト開発だ。電話交換機や携帯電話網基地局といった通信システムや装置などのインフラにかかわる「通信基盤分野」、携帯電話や情報端末などに搭載される「通信端末分野」、映像配信システムやECショッピングサイトシステムなどの企業向けシステムである「通信ソリューション分野」のソフトを開発する。そのほか、業務系ソフト開発も手がける。(有賀勝久)