変革の年

山下徹社長


 ITシステムが社会を支える基盤になったと言われて久しい。だが、開発を担う立場にある当社がこれまで十分に社会的な説明責任を果たしてきたかといえば、そうではない側面もある。不十分だったと反省している。ビジネスを伸ばし、企業市民としての役割を果たすなど、さまざまな変革を実行する。

 昨年度(2007年3月期)、連結売上高は1兆円を超え、国内情報サービス産業のリーディングカンパニーであると自負している。それだけにITシステムの実像を顧客企業やその先に位置する一般ユーザーに正確に伝える必要がある。ITの発展は確かに目覚ましいものがあるが、完璧ではない。

 建築に例えれば、どんな災害に襲われても“絶対に壊れない建物”は存在しない。逆に、必要以上に丈夫な建物ばかり建てていたら、実用性やコスト面で合わない。ITシステムも用途に応じて必要十分な信頼性、セキュリティ強度を備えるべきものだ。こうした特性を当社を含めて業界全体で顧客や一般ユーザーに納得してもらえるように自ら積極的に発言。顧客企業や一般ユーザーのコンセンサスの形成に努める。

 まず自分から変わらなければならないし、業界トップとしての責任でもある。当社ならびにSIer有志からなる「発注者ビュー検討会」では、発注者である顧客と開発者であるSIerとの間で起こる誤解や認識のズレを解消する仕組みをつくってきた。今後はこうした業界の健全な発展にも従来にも増して貢献していく。


(1)生年月日:1947年10月9日 (2)年齢:60歳 (3)出身地:神奈川県 (4)出身領域:技術出身でのちに企画営業系