業種・業務にこだわる

富士通システムソリューションズ
杉本隆治 社長
 当社の社長に就任して、ほぼ半年が経った。改めて感じるのは、富士通の当社に対する期待の高さだ。富士通システムソリューションズ(Fsol)は、富士通グループのSE子会社のなかでもSE数・ユーザー数ともにトップレベル。グループ全体のSE力を高めるための模範的存在でなければならないと自覚している。Fsolの経営だけでなく、ほかのSE会社にFsolがもつノウハウや強みを移植するなど、来年度は「横の連携」を活発化させる。

 厳しい環境のなかで、Fsolが2010年に追求するのは、ユーザー企業の業務を熟知することだ。ユーザーの業務や作業を知ったうえでのITソリューション提案が、従来以上に求められている。業務ノウハウの蓄積は、引き続き意識する。

 クラウドも強化点だ。すべての情報システムがクラウド化されるとは考えてはいないが、すぐにITを利用したい場合、クラウドは適している。Fsolがもつパッケージをクラウド化してサービスとして提供する。すでにいくつか展開したが、年度内に新たに四つのメニューを加える計画だ。

 また、2010年度(11年3月期)は3か年の中期経営計画をスタートさせる。長い目でみれば、海外市場でのビジネスは成長のために欠かせない要素だと思う。開発拠点としてだけでなく、海外に進出した日系企業のシステム構築・運用サービスを手がけ、長期的には現地の日系以外の企業とビジネスできるような体制を構築したい。