3D、ネットワーク接続

ソニーマーケティング
栗田伸樹 社長
 アナログ放送が2011年7月に停波する。われわれとしてはそれに向かって、足元では液晶テレビの需要をしっかり捕まえて数量を伸ばしていく。一方で、11年以降の継続的成長を見据えた新たなビジネスにも取り組む。そのキーワードになるのが、「3D」と「ネットワーク接続」だ。ソニーはグループで注力することを掲げており、対応製品を投入し拡大していく。

 核になるのは、液晶テレビ。3Dでは対応ゲームやソフトを表示する機器になるからだ。ソニーは3Dの撮影から編集、配信まで、すべての機器を手がけており、3Dは力の見せ所になる。南アフリカW杯の3D映像を配信するイベントを打って、認知度を高める活動も行っていく。

 ネットワークでは、製品の90%を接続できるようにする。そういう意味では、2010年は真のユビキタス時代の幕開けになる。ネットワークを使い、PCでできることとは違うサービスを提供していく。ここでも中心になるのはテレビだ。例えば、携帯電話などからテレビに写真とメッセージが送信できる「ブラビアポストカード」のような、個人が作り、個人で楽しむコンテンツのサービスをどれだけ提案できるかがカギになる。

 昔は家族が居間にあるテレビの前に集まって楽しむことが多かったが、今はゲームやPCなどを個々の部屋で楽しむのが一般的になっている。3Dやネットワークで再びテレビを家庭の中心に据えて、「リビングルームの復権」を果たしたいと思っている。