ソフト開発のインサイトテクノロジー(石井洋一社長)は、ソフト販売会社やSIerをメインの販売代理店としている。

 同社の主力製品は、データベース(DB)ログ監査ツール「PISO(ピソ)」と、DB効率などを測定する運用管理ツール「Performance Insight(パフォーマンス インサイト)」で、製品別の代理店網を構築している。販社の一例としては、ソフト販売会社のアシストや、SIerの新日鉄ソリューションズ、今年10月1日付で合併して日立ソリューションズになる日立システムアンドサービスと日立ソフトウェアエンジニアリングなどが名を連ねる。

 PISOは、DBのアクセス履歴を分析し、問題点をユーザー管理者に報告するツール。企業の内部統制(J-SOX)強化に欠かせないツールでもある。販売パートナーの多くは、ユーザー企業の内部統制の一環としてPISOを販売。こうした販売協力がプラスに働いて、同製品の2009年の国内販売シェアは「4割を超えるトップシェア」(石井社長)を誇っている。今年8月には、新しい販売パートナーとしてNECとPISOの販売代理店契約を結んでいる。NECが取り扱うDBシステムや統合ログ管理ツールとの連携を強化していくことで拡販につなげる。

 Performance Insightに関しては10月以降の機能強化を予定。これまでのDB性能を中心としたパフォーマンス管理を、OSやネットワークなどのITインフラ全体への管理機能を強める方針。同製品は95年に発売開始以来、海外市場含めて8000ライセンス超の出荷実績をもつ。

 また、海外関連では、PISOを軸として中国で2社ほどの販売パートナーと協業を推進する。中国においても内部統制の強化は重視されており、一般にチャイナの頭文字をとって“C-SOX”とも呼ばれている。こうした内部統制がらみの需要を販売パートナーとともに捉えることで、海外でもシェア拡大に努める。(安藤章司)