再成長元年

新野和幸 社長
 再び成長路線に乗ることができる環境がようやく整ってきた。2011年は、ここ2年余りの構造改革の成果を発揮する年と位置づけている。製造業や医療分野に向けたパッケージソフトや、クラウド/SaaS型サービス、第三者検証サービスなど、他社にはない商材を大幅に拡充。これに当社がこれまで培ってきたソフト開発力を加えることで、業績を大きく回復させる。

 製造業向けでは、ものづくりを支えるシステムやサービス群を体系づけた「VR+R(ヴイ・アール・アール)」、医療向けではこれまでの文書管理システムと組み合わせるかたちで、大阪の有力ソフト開発会社グッディとオープンソース方式の電子カルテ分野などで2010年12月から協業を本格化。クラウド/SaaSサービスの基盤として、10年9月には東京都内に全国六つ目のデータセンター(DC)を開設した。

 ものづくりや、これに伴う物流がグローバル化している現状を踏まえ、韓国の有力販社との間で、当社3D物流シミュレーションソフト「RaLC(ラルク)」の販売代理の契約を10年6月に結んだ。また、同じ時期に、中国の杭州東忠科技と合弁事業の立ち上げで合意。2011年から組み込みソフトや業務システムの品質をチェックする第三者検証サービスなどを中国で始める予定だ。今期(11年1月期)業績は上方修正することができる見込みで、来期は連結営業利益の目標を1年前倒しで達成できるよう、より一層ドライブをかけていく。