年頭所感

【2013年 年頭所感】 京セラコミュニケーションシステム

2013/01/17 20:40

週刊BCN 2013年01月14日vol.1464掲載

変革と挑戦

佐々木節夫 社長
 情報サービスベンダーとして、ビジネスの付加価値を高めていくには、グローバルITサポート体制を築くとともに、顧客のビジネスを成功に導くことが求められている。出入り業者のような「システムベンダー」ではなく、顧客とともにビジネスを成功に導く「ビジネスパートナー」へと進化するためには、たゆまぬ変革と挑戦が不可欠だと考えている。

 グローバル関連では、2012年6月、従来のSIサービス拠点に加え、新しくコンサルティング拠点を中国上海に開設した。2013年にはシンガポール拠点を拡充して、ASEAN地域でのITサポート体制の強化を検討する。京セラグループのグローバル支援の一環で北米にも拠点を展開しているが、一般顧客向けにアジアから北米にかけたサプライチェーン支援の仕組みづくりも視野に入れていく必要がある。国内では有力セキュリティベンダーのエムオーテックスが12年11月に当社グループに加わり、国際的にみても競争力が高いセキュリティ商材も拡充することができた。13年には広島での地域通信事業も本格的に拡大させる。

 こうした施策は、顧客のビジネスを成功させることに重点を置いたものだ。超上流の戦略コンサルティングから業務アプリケーションの開発、通信インフラの構築、運用サービスまでトータルサポートを徹底的に追求していくことで、ビジネスパートナーとしての役割を果たしていく方針だ。
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外部リンク

京セラコミュニケーションシステム=http://www.kccs.co.jp/