信頼と挑戦

尾嶋直哉 社長 新しい3か年中期経営計画を2013年度(13年12月期)に開始した。この経営計画では、「信頼と挑戦」をキーワードとして、顧客からの信頼獲得やビジネスの拡大を積極的に進めていく。当社は2012年11月、兼松エレクトロニクス(KEL)の連結子会社になった。従来通り日本IBMの商材を軸にしながらも、今後はKELが強みとするサーバーやストレージ、ネットワークなどITインフラ構築力との相乗効果を一段と高めていく。
産業のグローバル化が進んでいるが、KELは中国・成都で工業製品の設計受託開発を請け負うオフショア開発を手がけるなど、グローバル市場への参入に取り組んでいる。また、親会社の兼松グループはグローバルでさまざまなネットワークをもっている。KELの連結子会社になったことで、当社単独では難しかったグローバルITサポートの可能性も視野に入れる。
当社は業務アプリケーションの開発や構築、システム運用力に実績があり、KELが得意とするITインフラとの整合性が高い。当社では、業務アプリケーションの開発から導入・運用に至るライフサイクル全体をサポートするサービス領域が堅調に推移しており、「サービスビジネスの強化」を掲げるKELと方向性が一致する。また、中堅・中小企業を主なユーザーとする当社と顧客層の重なりもほとんどないことから、早期に相乗効果を発揮できるものと考えている。