平野精一 社長
 プリントボリュームが複合機に集中するなかで、当社は近年、ビジネスインクジェットの普及に取り組んできた。地道に活動してきたが、市場全体からみたボリュームはまだまだ小さく、2013年はプリンタの市場環境そのものが全体的にかなり厳しかったのが正直なところだ。ただし、耐久性の向上など、市場で面を取っていくためのニーズを吸い上げてきているので、商品やサービスに反映させて成長の足がかりにしていきたい。

 一方で、プロジェクターは好調に推移した。従来、文教向けに展開してきたインタラクティブ機能つきのプロジェクターが、一般企業のオフィス向け案件で採用されるケースが増えて、業績をけん引している。企業などで行われるミーティングのやり方を根本から変えて生産性を向上させる商材となるので、2014年も大いに期待している。

 プリンタもプロジェクターも、拡販のための施策としては、引き続きモバイル・クラウドサービス「Epson Connect」の認知度を向上させることが重要だと考えている。プリンタやプロジェクターに、スマートデバイスなどさまざまな端末と関連性をもたせるプラットフォームとして、さらに完成度を高めていく。すでに成果が出つつあるが、メーカーであるセイコーエプソンにも専任のチームをつくってもらった。2014年はさらにコネクティビティを拡張する。ウェブで紹介する導入事例の数も増やし、販社やユーザーに活用イメージをもってもらうための工夫を凝らしていく。