年頭所感

【2015年 年頭所感】 日興通信

2015/01/15 20:40

週刊BCN 2015年01月12日vol.1562掲載

鈴木範夫 社長
 ビジネスは順調に推移している。2014年は、当社の年商の約10%にあたる大型案件で、消防庁向けの無線システム構築を受注した。この案件は、2015年から売り上げにつながるので、しっかり対応していきたい。

 2015年は、新規顧客を開拓するという意味で「お客様づくり」に注力したいと考えている。当社は、NEC製品のシステム構築を得意としており、NECが提唱する「Software Defined Network(SDN)」を切り口に、案件の獲得に動く。本格的な展開はこれからだが、2015年には1~2件の案件が出てくることを期待している。SDNを商材に新しいお客様を獲得していきたい。

 人手が不足している情勢下にあって、取り組まなければならないと判断しているのは、人材の確保とそのための仕組みづくりである。2015年4月に人事制度を一新し、さまざまな働き方ができる環境を整える。当社は、2014年、中部オフィスの人員を倍に増やし、現在、名古屋での事業展開に注力している。そんななか、「私はずっと地方にいてお客様に密着した活動をしたい」と希望する社員がいるはずだ。新しい人事制度では、そういったニーズに対応し、社員が自分の働く場所を選択することができる仕組みを導入したい。

 農業や医療・介護、金融など、今後もあらゆる分野でITの需要が旺盛と見込んでいる。お客様づくり・人づくり・仕組みづくりに取り組み、ニーズを案件の獲得につなげたい。
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日興通信=http://www.nikkotelecom.co.jp/