山田伸一 社長
 NTTグループ外の企業に対して、ソリューションを本格的に展開することを方針に掲げている。2014年は、エンタープライズ事業部を新設するなど、そのためのビジネス体制を築いてきた。クラウド技術を活用した「セキュリティ」や「モバイル」の商材を揃え、提案に力を注いだ成果として、グループ外向け事業を前年比20%伸ばすことができた。

 NTTグループは、コスト削減を徹底し、社内システムに使う予算をなるべく抑えるようにしている。そんななかにあって、当社は、グループ内向けの構築案件が減少し、それを補うためにはグループ外向け事業をさらに拡大する必要があると捉えている。2015年は、金融機関や運輸を手がける会社など、セキュリティの強化を急務としているお客様への提案を加速し、ビジネスチャンスをつかみたいと考えている。当社はこれまで、顧客担当の営業部隊とソリューション担当の営業部隊が別々で動いていたが、両方の連携を図り、一体になって市場を攻めたい。さらに、社内のすぐれた営業パーソンが「講師」を務め、セールスのノウハウを他の社員に伝える活動に力を入れており、既存の約1500人の人員をうまく活用して、営業力を強化していく。

 今後は、センサで情報を収集・分析する動きが普及し、これらのデータを守るセキュリティに関するニーズは旺盛になると見込んでいる。社員一人ひとりの視野を広げ、ビッグデータをキーワードとする新しい時代に適応した事業展開に挑戦したい。