浅田和則 社長
 成長のために変化する──あたりまえのことだが、あらためて2015年のキーワードとしたい。振り返れば、2012年にラック換算で2300ラック相当となる、当社グループとしては初めての大型データセンター(DC)を開設した。立ち上げ当初は、大型DCを活用したビジネスの販売ノウハウが足りなかったこともあって苦戦したが、その後は市場全体のクラウドへの移行需要が追い風となり、向こう数年でほぼ完売できる見通しが立つまでに成長することができた。

 海外ビジネスに目を向けても、タイやベトナム、フィリピンといったASEANでの拠点展開を推し進めることができた。2014年にはタイIT企業のMaterial Automation(マテリアル・オートメーション)を新しくグループに迎え入れるなど、メコン経済圏での事業基盤を強化した。同地域では、ASEAN経済共同体(AEC)の発足準備が進んでいて、域内の経済活性化によるIT需要の拡大が今後も引き続き期待されている。当社は情報サービス領域におけるグローバル展開に不慣れだったが、中国/ASEANにおいては、ようやく枠組みが整ってきた。

 IT業界は変化が大きく「やるリスクより、やらないリスクのほうが大きい」といわれるが、まさにその通りだと思う。当社自身も大型DCや海外事業への取り組みを通じて大きく変化できた。これからも、例えば医療/介護や、3Dプリンタ/MR(複合現実)、自動車関連における組み込みソフト開発といった成長領域で果敢に挑戦することで、変化を活かした進化を遂げ、持続的な成長を目指す。