岡本浩一郎 社長
 オリックスグループ入りすることが決まり、おかげさまで大きな反響をいただいたが、変わる部分と変わらない部分がある。まず、弥生の製品とサービスは基本的に何も変わらない。一方で、弥生がお客様に提供できる価値の幅は、今後大きく広がることになるだろう。2015年中には何らかの協業の成果を市場に示したいと考えている。

 2014年の業務ソフト業界は、消費税改正、「Windows XP」サポート切れの特需に沸いたが、しょせんは期間限定の需要。重要なのは、保守・運用のトータルサービスである「あんしん保守サポート」の加入件数をどれだけ増やすことができるかだった。現時点で期待どおりの成果が出ていて、さらなる成長に向けたベースはできた。2016年度(2016年9月期)に過去最高の収益を達成するために、クラウド商材で上積みを狙う。そのための具体策として、近く法人向けのクラウド商材を市場に出す。といっても、フルセットの「弥生会計」のクラウド化はしない。新規ユーザーへの訴求を重視したものになる。

 2015年は、本当の意味で実力が問われる年になる。収穫期であると同時に種まき期でもあった2014年は、「やよいの白色申告」「やよいの青色申告」のクラウド化で顧客基盤を広げた。また、外部のクラウドアプリと弥生シリーズをつなぐ「YAYOI SMART CONNECT」にもたくさんの支持をいただいた。こうしたサービスの認知を上げる取り組みを愚直に実践し、成長への基盤を確かなものにしたい。