IoT(Internet of Things)は、PCやスマートフォンなどの情報通信機器に限らず、さまざまなものがインターネットにつながり、情報のやりとりをすること。「モノのインターネット」とも呼ばれる。また、IoTと類似した概念として、ネットワークに接続された機械同士が、IPネットワークを通じて情報をやりとりする技術のことを指す「M2M(Machine to Machine)」がある。
調査会社IDC Japanによると、2014年の国内IoT市場におけるIoTデバイスの普及台数は5億5700万台、売上規模は9兆3645億円で、19年には、デバイス数は9億5600万台、売上規模は16兆4221億円に達する見込みだという。すべてのものがインターネットにつながる「IoE(Internet of Everything)」ということばが一部で使われるほど、IoT市場への期待は大きく広がっている。(文/前田幸慧)