前西規夫 社長
 顧客企業がIoTやビッグデータ、AIの活用といったデジタル経営に舵を切り、グローバル進出も一段と進む。公共領域では新電力やマイナンバーの商談が継続するとともに、東京五輪に絡んで社会インフラの整備も活発化する。市場環境が「新たなステージへ」とシフトするのに合わせて、当社グループも2016年7月1日をめどに、実質的にTISを事業持ち株会社とする「TISインテックグループ」へと移行する。市場の大きな変化に機敏さをもって適応していくには、純粋持ち株より、事業持ち株の方式のほうが適していると判断したからだ。

 事業会社としてのTISはよりグローバルなSI会社に、インテックはより地域密着型で、公共や金融に強い会社へと役割を分担しつつ、クオリカやAJS、アグレックスはこれまで通り業種や業務に一段と特化することでグループの一体感を高める。

 また、ソフトウェア開発やBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)、データセンター(DC)といったサービスを提供する基盤部分の再構築にも取り組む。グループのBPO事業については、アグレックスに集約させ、効率化を図ってきたが、ソフト開発手法やDCは、まだ緒に就いたばかり。DCには、およそ140億円の巨費を投じて老朽化した施設の更改を進めるとともに、ソフト開発の自動化、効率化にも取り組んでいく。競争力の源泉となる部分だけに、グループで足並みを揃えて刷新し、顧客の要望と期待に応えていきたい。