東川 清 社長
 足下の業績は好調で、上期(2015年4~9月期)は期初予想を大幅に上方修正できた。この背景には、当社の強みとする債権管理を軸とした領域で、従来の金融機関のみならず自治体の税金や保険料の収納を支援するBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)にも応用の幅が広がったことがある。また、小売業に向けてもPOSや基幹業務と、ネット通販のシステムを組み合わせたオムニチャネル案件の大型受注が相次いでいることが挙げられる。

 機を見るに敏──。どんな小さなチャンスでも逃さずに捉えていく思いから、2016年のキーワードは「機敏」としたい。

 当社は強みを軸として、その周辺へとビジネスを拡大させていく戦術を得意とする。だが、既存のビジネスがうまくいくと、どうしても気が緩んでしまいがち。自社の強みにおごることなく、果敢に周辺ビジネスへの進出を推進していく。やがてそこから次のビジネスの“軸”となる新たな強みを育てていきたい。

 例えば、徴収・収納業務BPOは、コールセンターや、実際に債務者を訪問するなどの業務を受託しているが、こうした業務をより円滑に進めるにはCRM機能の強化が欠かせないと判断。さっそく、当社独自のCRMの開発にGOサインを出した。

 一度チャンスを逃してしまうと、それを取り返すには何倍もの時間や労力がかかる。であるなら、チャンスを機敏につかんでいくことが、ビジネス拡大の近道ということになる。