松本芳武 社長&CEO
 2015年は「クラウド」「モビリティ」など「第3のプラットフォーム」でリーダーシップをとっていくため、かなり傾斜配分して投資してきた。第3のプラットフォームでは、いかに企業の競争力を上げるかが中心となる。競争力を強化して貢献できるICTの仕組みをつくるには、変化を捉えることが重要だ。

 「クラウド」では、ディストリビュータとして、どのように取り組めばいいのかを模索した結果、マーケットプレイス、コミュニティ、プロビジョニングなどをテーマに、販売パートナーがサービスを提供できる環境をつくっていくことにした。16年3月までには実現する予定だ。「モビリティ」では、MVNO事業者と連携したSIMフリーのスマートフォンのビジネスを強化している。現在、教育関連で需要が増えているほか、営業担当者による利用など一般オフィスでも浸透し始めている。また、モバイルは持ち運びが可能なPR・宣伝用の専用機器としての導入ニーズも出ていることに加えて、SMB(中堅・中小企業)での利用も進みつつある。

 14年にWindows XPサポート切れによるパソコンの爆発的な駆け込み需要があった反動で、15年は厳しい状況だったのは事実だ。しかし、市場の変化を着実に捉えて先取りしていけば、必ず明るい兆しが出てくる。IT市場は、ハードの価格下落などを踏まえて全体的には緩やかな伸びとの見方が強いが、当社は市場の伸び以上の成長を果たす。