片山俊介 社長
 プリンティング業界もだいぶ棲み分けができてきて、ブラザーの確固たる強みがはっきりしてきた。モバイルプリンタ、ラベルプリンタは業界大手といっていい領域になりつつある。2016年は、ここにさらなる磨きをかける。

 基本的には、SIerや他製品のメーカーなどパートナーとの協業の下、お客様の用途に合わせて、仕様変更を加えたりしてソリューションのピースの一つとして売っていくことになる。とくにリテールの業界などは、インバウンド需要が膨れあがっていることもあり、自社イベントの展示などでも引き合いが増えている。

 家庭向けの製品も含め、全社で共通して掲げているのが、「お客様の満足度ナンバーワン」というテーマ。商品やサービスの企画も顧客視点で行うのが基本で、ソリューション領域では、お客様と共同で新しいアイデアをかたちにしていくような動きも顕在化してきている。これは大きなプラス材料だと考えている。

 パートナーの拡大についても引き続き積極的に進めていくことで、当社の得意領域では二ケタ成長の継続を狙う。また、デジタルマーケティングを導入し、KPIも明確な指標を設定して、着実にビジネスを伸ばしていく。ユーザー視点を徹底していくと、B2Bでも企業のなかのパーソナライズした需要に応えていかなければならなくなる。まさに、そうした市場に届く仕掛けと商品をしっかり構築していきたい。