西田公一 社長
 金融分野を中心に、当社にとって30年に一度あるかどうかの大型優良案件の受注が相次いでいる。今年度(2016年3月期)までの当社3か年中期経営計画で目指した連結売上高、営業利益は、ともに1年前倒しで達成済みだ。今年度の売上高も前年度比3.2%増の770億円、営業利益は同4.2%増の67億円を見込むなど堅調に推移している。

 22年3月期までの長期経営計画では、年商1000億円達成を視野に入れる当社ではあるが、今の延長線上でこの数字が達成できるかといえば、答えは否だ。今の中期経営計画の期間中は、幸運にも大型案件を獲得できたが、これが今後も続くとは考えていない。そこで、これまでにも取り組んできた「営業改革、事業変革、経営革新」を、より本格的に推し進めていく意味で、2016年のキーワードは「革」としたい。

 具体的には、課題解決/提案型の営業スタイルへの改革、従来型の受託ソフト開発方式に加えて当社独自の商材やサービス事業モデルへの変革、さらにはグループ経営、グローバル経営に向けた革新だ。当社独自の商材やサービスの研究・開発費(R&D)も倍増させるとともに、グローバル関連ビジネス100億円規模への拡大を目指して、海外システムベンダーのM&Aの可能性も引き続き探っていきたい。

 こうした取り組みは「これで完成」というゴールはない。どこまでも追求していく姿勢こそが成長につながる。