連載2回目は、ECサイトのマーケティングを支援するツール「KARTE(カルテ)」を提供するプレイドに行ってきました。“ウェブ接客プラットフォーム”のKARTEを利用すると、実店舗で行うリアルタイムな接客がウェブ上でも行えるようです。
Company Data会社名 プレイド
所在地 東京都品川区
資本金 3億3504万円
設立 2011年10月
社員数 36人(16年6月時点)
事業概要 ウェブ接客プラットフォーム「KARTE」の開発・運営、Tech×Shoppingメディア「Shopping Tribe」の企画・運営
URL:https://plaid.co.jp/index.html どんなサービスなの?ECサイトを訪れる顧客のあらゆる情報を可視化します。
KARTEでは、会員、非会員を問わず、ECサイト来訪客の性別、年代といった属性をはじめ、閲覧・購買履歴、ブラウザ、SNSなどのあらゆる情報をリアルタイムに解析して可視化。それを利用して顧客に購買を促すための次のアクションにつなげることができます。導入にあたっては、計測用のタグを組み込むだけで、すぐにECサイトのリアルタイム解析が始められます。
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何が新しいの?
倉橋健太
代表取締役ウェブ上で「リアルタイムな接客」ができます。
可視化した情報をもとに、一人ひとりの顧客に合った提案ができることがポイント。顧客のニーズに合わせてサイトの表示を変える、ポップアップ、メッセージを送信するといったアクションを最適なタイミングで行うことで、顧客の購買行動を促します。また、今年3月に提供を開始した新機能「KARTE TALK」では、メールやSMS、LINE、Facebook通知、ブラウザ通知などによって、サイト外の顧客とのコミュニケーションを図ることができます。
どんなビジネスモデルなの?月間ユニークユーザー(UU)数に応じた月額料金制です。
KARTEの料金体系は、月額9万8000円からの、月間UU数に応じた個別見積りとなっています。
創業の経緯は?柴山直樹CTOとの出会いによってKARTEが生まれました。
05年、新卒で楽天に入社し、ECに長らく携わっていた倉橋健太代表取締役。11年にプレイドを設立し、当初は、飲食マッチングアプリやECコンサルを手がけていましたが、現CTOの柴山氏と出会い、お互いの知恵と技術を掛け合わせて、KARTEを構想するに至ったそうです。
宜しくプレイド
15年3月のリリース後、1年間で845社もの企業がKARTEを導入しています。驚くべきは、EC事業者だけでなく、人材サービスや不動産、金融など、さまざまな業界から引き合いがあること。「いろいろな側面に対して同じように使える」という汎用性の高さもKARTEの大きな特徴です。今後は、「SIerやコンサル企業などと協業し、企業の事業収益の最大化に貢献しつつ、自社の成長にもつなげる」ことを目指すそうです。プレイドは「KARTE」でイッポ前へ!