独立系のシステム開発会社としてビジネスを展開してきた当社は、さらなる成長を求めて、一昨年に兼松エレクトロニクス(KEL)グループの一員となった。そのメリットを生かすために、この一年で進めてきたのがグループ内でのシナジーの確立である。どうすれば当社の価値がグループ内で生きるのか。立ち位置と役割の明確化に注力してきた。

戸田克則
社長

 KELの顧客は大手企業が多いうえ、事業としてはプラットフォームやミドルウェアなどのITインフラの構築に特化している。システム開発を請け負うことは少ない。一方、当社は中堅・中小企業が多く、コンサルティングからシステム開発、保守までをトータルで提供している。ターゲットが異なることから、補完関係にあるともいえるが、当社には大型案件に対するノウハウが少ない。そこで、インフラ関連の周辺システムから担い、徐々に大きな案件を請け負っていこうと考えている。

 KELグループに入ったことで、当社から提供できる商材の幅が広がった。エンジニアや営業担当者がグループ企業内に出向することにより、ノウハウを共有するといった取り組みも推進している。コミュニケーションの機会が増えれば、新たなビジネス創出の機会が広がってくると期待している。

 シナジー効果が出るのは、まだまだこれから。だが、成長の伸びしろは大きいと感じている。今年はグループ内でのシナジーを生かすかたちで、売り上げと利益を追求していきたい。