富士ソフトの強みを一言で表せば「CRM」だ。クラウド、ロボット、モバイルの頭文字をとったもので、2017年はこれにAI、情報セキュリティ、IoTをかぶせていく。クラウドやロボットとAIは密接に関連するし、セキュリティとIoTはCRMのすべての領域で必要不可欠の要素となる。

坂下智保
社長

 技術要素を顧客のビジネスに役立てるエンジニアリング力があることも当社の強みの一つ。ここ数年は新卒だけで毎年平均450人規模で採用しており、座学での技術習得だけでなく、新しい技術やサービスを、ちゃんとビジネスに役立つよう組み上げられる“足腰の強いエンジニア”へと育てていけるよう努力している。そのための働き方改革も、当社は業界に先んじている。

 新しい技術やサービスは、自社で研究開発していく部分と、国内外のベンダーから取り込んでいく部分の両方がある。現場のエンジニアが筋のいい技術やサービスを目利きし、経営の舵取りにうまく反映していくことが成長へのカギとなる。

 また、組み込みソフト開発に強い当社のビジネスで追い風になっているのが車載分野だ。この車載分野においても、昨今、AIや情報セキュリティ、IoTの要素が求められている。当社は10数年にわたってリアルタイムOSなど車載分野の実績を積み上げており、AUTOSARをはじめとする新しいプラットフォームへの対応や、優良なソフトを供給していくことで、競争力を一段と高めていく。