昨年、エプソングループでは2025年を見据えた新長期ビジョン「Epson 25」を策定した。エプソン販売としても、オフィス・産業向け事業のさらなる拡大に向け足場を固めてきた。

佐伯直幸
社長

 ビジネス市場におけるインクジェットプリンタの浸透は確実に進んでおり、とくにSOHO向けの製品では、低コスト、コンパクト、ビジネス文書に適した顔料インクの特性などが高く評価されている。より印刷枚数の大きい市場では、「インクジェットは家庭用」といった固定観念を崩しきるまでには至っていないが、この領域に向けて当社が販売している「スマートチャージ」モデルについては、導入されたお客様から追加のご用命をいただくケースが増えており、一度使っていただければメリットを十分に理解していただける。今後は、開発中の高速ラインヘッドを搭載した新しいビジネスインクジェット機を、現中期計画期間のできるだけ早い段階で投入する考えだ。スピード、低コスト、省資源といったさまざまな性能でレーザー方式を凌駕する製品をお届けしたい。

 また、昨年末に発売したオフィス製紙機「PaperLab」に関しても、機密情報を完全抹消し新たな紙資源として再生するというサイクルを、自社のオフィスに設置した装置だけで実現できるという価値に共感いただけるお客様からの引き合いをいただいており、今年は販売を本格化する。

 コストや待ち時間、環境負荷など、印刷にはさまざまな制約がつきものだった。このような課題を解決し、オフィスでの印刷からストレスを取り払えるインクジェット製品を提供したい。