消費税率改正の2年半延期など、業務ソフト業界にとっては意図しないことが次々と起こっているが、これをチャンスと捉えることもできる。特需に惑わされることなく、われわれのビジネスの本質をみつめ、製品・サービスの強化に集中できるからだ。

水谷 学
社長

 その意味で、PCAが8年半前から取り組んできたクラウドの重要性は一層高まっている。2016年4月にリリースした「PCA Web-API」により、PCAクラウドの基幹業務データと他のクラウドサービスを直接連携させることができるようになった。サイボウズの「kintone」、ヤマト運輸の送り状発行システム「B2Web」や、SCSKのWebアプリ作成・運用クラウドサービス「CELF」など、PCAクラウドとAPI連携できるサービスはどんどん拡充しており、新しい価値をもつ画期的なソリューションを「つくらずにつくる」体制が整ってきたし、今後も一層充実させていく。

 また、社内組織としても、PCAクラウドとWeb-APIを活用したクラウド連携ソリューションを提案するパートナーを包括的に支援する組織として、パートナー&広域事業部を発足させた。PCAクラウドのユーザーはすでに8500社に達しているが、こうした取り組みが17年に大きく花開くと考えており、できるだけ早期に1万社を達成したい。

 さらに、17年1月には、PCA Xシリーズの後継製品として、「DXシリーズ」リリースする。既存ユーザーのバージョンアップの需要喚起を中心に、しっかりとその価値を市場に浸透させていきたい。