空色は、ウェブ接客ソリューションを開発・提供しています。「ウェブ接客」というと、サイト上に顧客に合ったポップアップを表示したり、チャットで購買を促すものなどがありますが、同社の「OK SKY」は後者のタイプで、チャットをベースにした接客体験を提供しています。
どんな会社なの? 
中嶋洋巳
代表取締役
ウェブ接客ソリューション「OK SKY」を開発し提供しています。
空色では、チャットをベースにウェブ上での接客を可能にするソリューションのOK SKYを提供しています。また、ユーザーの要望に応じて、チャットセンターの運営とコンサルティングも行っています。
OK SKYの導入企業は、チャットを通じて顧客への提案や問い合わせ対応を行うことが可能です。これにより、顧客の購入単価やコンバージョン率の向上、店舗への送客、リピート利用の促進などを図ることができます。利用にあたっては、スマートフォンアプリやECサイト、SNSとの連携による導入が可能です。
導入実績は?約50社に利用いただいています。
OK SKYは主に、すでに一定規模の顧客を抱える一部上場企業を中心に利用されています。導入企業にはアパレル系が多いのですが、その他に不動産や金融、自動車、クレジットカードなど、業界を問わず幅広く導入されています。
中嶋洋巳代表取締役によると、OK SKYは「最低価格で約14万円から。低価格のサービスと比べるとおそらく20倍くらい高い」と打ち明けます。しかし、「OK SKYは文字のコミュニケーション(チャット)だけで閉じるのではなく、その他のコミュニケーション手段と横断的に連携でき、システム連携などを見据えたシステムも用意しています。先々の展開を見据えて付加価値の高いサービスを提供していることがポイント」とのことです。
今後の方向性は?OK SKYで提供できる価値を広げていきます。
今年6月に、ナノ・ユニバースと共同の取り組みとして、AIを活用したチャットボットと有人対応によって、一部の顧客対応業務を自動化し、カスタマサポートの効率化を図っています。現状のチャットボットは、過去の問い合わせデータをもとにして問い合わせに対応するものですが、今後は、店舗への送客や、電話対応への取次といったチャネルを横断した対応や、システム連携による返答内容の拡充など、チャットボットの精度向上を目指すとしています。
よろしく空色
今後、「もっと大きな価値を提供していきたい」と語る中嶋代表取締役。先述の取り組みをはじめとして「人にできることを、どこまでAIで再現できるか」、ひいては販売活動を完結できるかを追求していく考えです。
また、海外進出も視野に入れていて「年内にはアジア圏への事業展開を目指します。OK SKYと接客体験をセットにして“おもてなし”を輸出したい」と話します。空色は「OK SKY」でイッポ前へ!