視点

東京大学大学院 情報理工学系研究科教授 江崎 浩

2017/10/06 09:00

週刊BCN 2017年10月02日vol.1696掲載

 セキュリティ対策やオープン化は、多くの企業において利益事業ではなく、コストと認識されているのではないだろうか。CIOは、ITを用いた新事業の創造、事業構造の改善・改革・変革を実現する役割を担っている。一方、CISOは、企業における危機管理を実現する役割を担っている。CIOはCEOに相当し、車のアクセルにあたる。一方、CISOは監査役や社外取締役に相当し、車のブレーキにあたる。CEOが監査役であるということは、企業統治上あり得ないことである。しかしながら、CIOとCISOとが同一人物である組織は少なくないのではないだろうか。

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