2015年設立のedison.aiは、機械学習(AI)を活用した画像解析技術を開発。ソーシャルメディア上の画像解析で、消費者行動分析を支援しています。この技術を武器に、日本発の企業としてグローバルで活躍することが目標です。
edison.ai どんな会社なの?ソーシャルメディア上に投稿された画像の解析を手がけています。
edison.aiは、画像解析技術の開発を行っている会社です。日本のほか、香港に開発拠点、フランスにセールス拠点を擁しています。
同社の主な顧客は、メーカーや広告、リサーチ会社です。独自開発した画像分析技術を用いて、ソーシャルメディア上の投稿画像を収集・解析し、消費者の行動分析に役立てることができるといいます。例えば、あるメーカーの商品がどのような人・状況で利用されているのか、SNS上に投稿された画像を解析して情報を抽出。その結果をもとに、消費者の行動分析、商品のマーケティングなどに活用することが可能です。
強みは何?技術にくわえ、消費者行動分析に特化しているからこそのアプトプットが出せることです。
山浦真由子CSO(Chief Strategy Officer)は、「スマートフォンで撮られたような画像向けに集中して開発してきたことが強み」だと言い、「画像が暗い・粗かったりしても対応できる。画像解析は、解析対象物と背景を分離して初めてできる。これは技術的にもハードルの高いことだが、それができる」とアピールします。
また、画像を機械学習で解析し、映っているモノの名称、人の属性、シチュエーションといったタグ付けして情報を提供できることも強みに挙げ、「アウトプットが、消費者行動分析に適したものになっていて、顧客がほしいかたちに加工している」と話します。こうした強みを評価して、最近ではソーシャルメディア上の画像解析にとどまらないところでの解析案件も増えてきているそうです。
今後の方向性は?静止画の連続である、動画の解析にも力を入れていきます。
「企業活動のさまざまな自動化、効率化を支援できるサービスを提供したい。AIの技術をコスト削減や利益向上のために活用するお手伝いをしたい」と、TT Chu・CEO。今後は、画像だけでなく動画の解析も強化していく考えです。
よろしくedison.ai
日本以外にも拠点をもつedison.ai。山浦CSOによると、「多様性を意識している」そうで、同社の社員は国際色豊か。TT Chu・CEOも香港の出身です。「(人それぞれ)仕事の仕方や常識が違うので、話していておもしろいし、グローバルに対応できる」とのこと。また、日進月歩のAI技術について、「英語と中国語両方で情報収集できるのは便利」だと話します。
こうした特徴の会社ゆえか、意識するのはやはり世界。「日本発のグローバル企業」として、世界で戦うことに意気込みを示しています。edison.aiは「ソーシャルメディア上の画像解析」でイッポ前へ!