AIやIoT、ビッグデータ分析といった言葉が耳慣れてきた頃が、ビジネスとしては一番がんばらなきゃならないときだ。SoE(価値創出型システム)を始めとするデジタルビジネスの立ち上げ時は、実証実験がメインでなかなか売り上げにつながらない傾向がみられた。しかし、2018年はいよいよ本格的な収穫期に入ると期待している。

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廣瀬雄二郎
社長

 直近のSoE案件では、日本IBMとFinTechベンチャー企業のFinatext(フィナテキスト)と組んで、北陸銀行に投資信託のロボアドバイザーを納入できた。当社はクラウド基盤部分を担当している。日本IBMのクラウド上の専用区画に構築した当社のクラウド基盤「NI+C Cloud BMD」は、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方の利点を採り入れた独自のサービス。セキュリティを重視する金融機関を中心に、他にも10案件ほど商談を進めている。クラウド関連事業は前年同期比で50%ほど伸びるなどビジネスが活発化している。

 当社ならではの“尖ったサービス”をより増やしていくという意味で、キーワードは「尖る」にした。当社はNTTと日本IBMの折半出資のSIerであり、多くの尖った技術にアクセスできるポジションにある。AIを例に挙げれば、IBMのWatson、NTTグループのcorevoのいずれの技術も積極的に採り入れている。また、アナリティクスのSASの国内ゴールドパートナーでもある。尖った技術をもつスタートアップとの協業も進めていく。こうした取り組みによってビジネスを一段と拡大させていく。