年頭所感

変化をカタチに。

2018/01/17 09:00

週刊BCN 2018年01月08日vol.1709掲載

 2017年の業績は堅調に推移した。市場の変化に対応できるよう、16年4月に社長に就任した後、社内の変革も進めてきた。芽は少しずつ出てきているので、18年はしっかりと大きな花を咲かせられるようにしたい。

岩井淳文
社長

 当社は、インフラ系のビジネスを強みとしている。しかし、これだけだと市場は限られているし、会社の成長はなかなか期待できない。クラウドがどんどん進展していくことも予想されるため、従来のような事業構造だと、競争力がどんどん失われていくとみている。

 転換を図るうえで重要視していることの一つは、先端技術の活用だ。市場が立ち上がってきたAIの領域では、17年は、IBM Watsonを活用した法人向けチャットボット「CB1/CB2」の販売を開始し、徐々に軌道に乗ってきた。社外向けだけでなく、人事や総務といった社内向けにも活用の幅を広げていけるため、今後、期待がもてる事業だ。

 AIについては、社内で日常的に語られるようになったことは、17年の大きなポイントだ。しかし、「万能で人間の代わりになる」と誤解されている部分もある。夢はあるが、まだまだこれからの領域だろう。当社としては、いろいろなベンダーのAIツールをAPIでつないでソリューションに仕立てて、新たな価値を生み出すことを目指していく。

 世の中の動きは激しいので、立ち止まったらやっていけなくなる。社員に苦労はあったと思うが、少しずつ変わってきている。18年は、これまでの変化をしっかりカタチにしていくつもりだ。
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