先期は、売上高が170億円を超え、数字としてはまずまず満足すべき結果だと思っている。ただし、個別の施策については想定外の時間がかかっている。弥生は、ユーザー企業の内外をつなげ、AIなども取り入れながらテクノロジーで業務の効率化や自動化を図ることを「業務3.0」として提唱し、これを実現していくための製品を提供していく方針を明確にしている。現状は、業務3.0実現に向けたパーツがようやく揃ってきた段階であり、2018年はこれらを着実に市場に浸透させ、結果を出して行かなければならないと考えている。年末に振り返って、「やり切った」と胸を張って言えるような、充実の一年にしたい。

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岡本浩一郎
社長

 16年に買収したクラウド請求管理サービスの「Misoca」については、従来サービスは着実に成長しているが、弥生と一緒になったことによるシナジーを発揮できる新サービス立ち上げも図っていく。業務3.0のなかでも、商取引の効率化・自動化に大きく資する取り組みだと考えている。

 また、17年にはオリックスと共同で、会計ビッグデータとAI技術による新しいレンディングサービスを手がける会社としてアルトアを設立し、サービスもリリースした。圧倒的な実ユーザー数に裏付けられたデータを使って与信モデルを自分たちでつくったという意味で、他の業務ソフトベンダーが手がけているレンディングサービスとはまったくレベルが違う。これも事業拡大に注力していく。