当社は、自社のビジネスを二つに分類している。金融向けなどレガシーシステムの開発・保守と、エンドユーザーと直接取引するビジネスだ。レガシー領域を維持しつつ、新しい領域を攻めるという両輪で事業を推進している。この新しい領域としては、ブロックチェーンやAIが具体的な事案になりつつある。

201801161806_1.jpg

井上貴功
社長

 後者の直接エンドユーザーを獲得するためには、自社開発のオリジナル・ソリューションを提供している。現在はクラウド型の勤怠管理、会議室予約、受付システムなどを出しており、いずれも、「Office365」をプラットフォームに展開している。これら製品サービス・ビジネスは、売上高で約10%を占め、拡大している。

 今年は「選択と集中」をキーワードにした。深く顧客に入り込む目的で、業種業務に特化したシステム提案・開発の段取りができるITサービスのコンシェルジュを社内で育てたい。当社のターゲット層は、金融、教育、流通、小売、製造など多岐にわたる。限られた人員のなかで、どこかに集中しなければならない。多くの領域で得意技ができれば新たな展開が生まれると考えている。

 また、顧客向けのトレーニングや教育の領域にも入り込んでいく。プログラムやツールの使い方を教えるのではなく、顧客に入り込みながら当社のノウハウを渡していくような活動を行う。「クロスキャットに聞けば、なにかやってくれる」という関係性を構築したい。顧客がITでなにかを展開したい時に、最初に声がかかる存在になりたい。