当社にとってメインのビジネス領域である会計事務所の社会的な存在価値を大きく変えるチャンスが到来している。その大きな推進力になっているのが、16年に提供を開始したFinTechサービスであるTKCモニタリング情報サービスだ。当社の顧客でありパートナーでもある税理士・公認会計士のコミュニティー「TKC全国会」の会員は、顧問先企業に対する毎月の巡回監査により会計事実の真実性、実在性、網羅性を確認したデータから、信頼性の高い決算書や月次試算表などの財務データを作成している。TKCモニタリング情報サービスは、会員の顧問先企業からの依頼に基づき、これらのデータを無償で金融機関に提供するクラウドサービス。顧問先企業が融資の審査を受ける際に与信の効率化などに役立ててもらっている。

角 一幸
社長
 税理士・会計士は顧問先企業の経営のアドバイザーとしての役割が求められるようになっている。TKC全国会は顧問先企業の健全な利益創出を支援するというスタンスで中立な財務データを作成しており、会計と税務のプロの視点でつくられている当社システムもその中立性を担保するのに貢献している。そのため、TKCモニタリング情報サービスで提供するデータは金融機関からも大きな信頼を寄せられている。多くのメガバンク、地銀、信金、信組に加え、18年10月からは日本政策金融公庫が同サービスに対応しており、利用件数は6万件を突破した。結果として、TKC会員は顧問先企業からも全国の地域経済を支える金融機関からも信頼を得るようになっている。19年もこうした取り組みを継続し、顧客の事業活動の成功に貢献したい。