新しい商材開発によって、これまでとは違った業種・業態の顧客を開拓できるケースが増えている。例えば、当社が開発したマルチ決済システム「iRITSpay(アイリッツペイ)」。訪日外国人が増加するなか、関西国際空港と接続する南海電気鉄道にご採用いただいたり、地域商店街の活性化の一環で地方銀行の地域マネーの決済システムとして取り入れていただいている。

東川 清
社長
 もともとは、小売業向け基幹システム「RITS(リッツ)」の開発・納入で実績のある当社だったが、そこから派生したiRITSpayによって、電鉄会社や地方銀行の決済ニーズという新しい市場を開拓することができた。

 東京五輪、大阪万博に向けてキャッシュレス決済が一段と進展する。18年末には、金融や流通・小売りの事業部門にまたがっていた決済系の人員を集めて、組織横断のプロジェクトチームを発足。多様化する決済ニーズに柔軟に対応できるようにした。ほかにも、ロボットが自動的に電話を掛ける「ロボティックコール」や、業務自動化のRPAなどの新商材の伸びに期待している。

 ビジネスを伸ばすには、顧客の業務を丁寧に学び取り、新商材を積極的に提案するスキルが欠かせない。キーワードで挙げた「成長へのスキルアップ」は、こうした学びと提案のスキルの向上を念頭に置いたものだ。新入社員向けの研修プログラムも、再度、見直しをかける。新しい商材や、新しい業種・業態の顧客を開拓し、成長につなげられる人材の育成により力を入れていく。