18年度は、16年度に立ち上げた中期経営計画の最終年度である。堅調に成長を続け、新規事業創出のために打ってきた投資や買収といった布石は着実な効果を見せている。今期は残りわずかとなったが、おおむね良好に推移しており、計画達成は目前である。

猪坂 哲
社長
 情報技術の発展により、社会環境は目まぐるしく変化している。この波に対応するためには事業内容、組織体を絶えず見直していくことが急務だ。特に、モノ売りからサービスへの移行は最優先事項である。19年度では新たな中期経営計画をスタートする。次の3年を乗り切るためにもしっかりと体制を整えていきたい。

 今後の方針としては、社内ベンチャー制度によりスタートした新規ビジネスを、さらに拡大させる。すでにVRをはじめとするXRビジネスでは、防災、防犯を中心として具体的なソリューションが誕生している。近く、自動車メーカーとのタイアップなども予定しており、コンテンツを含めた新しい事業モデルとして成長している。

 IoTでは採算化という課題が残るものの、案件は次々に出てきている。近年買収した子会社とともに進めている案件もあり、次世代を担う事業の柱として期待している。その他、従来ビジネスを補完・拡張する形で新規ビジネスにも注力しており、事業領域は確実に広がっている。基幹事業に新規ビジネスを加え、グループ全体の相乗効果を掛け合わせることで、大きく飛躍する年としたい。