エプソングループでは25年を見据えた新長期ビジョン「Epson 25」を進めており、その第1ステップとなる中期経営計画「Epson 25 第1期中期経営計画」では、インクジェットイノベーションの推進が盛り込まれている。市場の大きなコピー機の領域で仕掛ける方向性は間違っていないと確信しているが、それを具体的に販売店に展開する戦術の部分が非常に難しいと感じる。

佐伯直幸
社長
 インクジェットイノベーションの第一歩として17年に高速モデル「LX-10000Fシリーズ/LX-7000Fシリーズ」を投入した。当初は販売店に入り込むのが難しいと思われていたが、高速印刷と、インクジェットプリンターならではの低消費電力を前面に出し、コピー機と軽印刷機の2台を持っているお客様に対し、それらを1台に集約できると提案。学校を中心に案件が増えている。

 インクジェットイノベーションは成長軌道に乗り、販売店を引きつけ、展開できる目途が立ちつつある。18年度で第1期中期経営計画は終わるが、次の中期経営計画でもインクジェットプリンターは中核となる。より強固に進め、コピー機としての性能を高めた後継機種をリリースする予定だ。

 このほか、今年はようやく大判プリンターのラインアップが出そろいそうだ。市場は小さいが、成長に大きな期待が持てる。プロジェクションマッピングを切り口にしたプロジェクターも好調だ。インクジェットプリンターを中核に、エプソンのシェアを高めていきたい。