年頭所感

成長新分野新領域への挑戦

2019/01/30 09:00

週刊BCN 2019年01月21日vol.1760掲載

 東京証券取引所における当社の所属業種は長らく「卸売業」だったが、情報ネットワークソリューションサービスの業容拡大により、昨年10月から「情報・通信業」に変更となった。今後も「Excellent Service Vender」と言われる存在を目指し、業容拡大と企業価値向上に取り組んでいく。

江森 勲
社長
 中期経営計画「Make New Value 2020」において、「コアビジネスの収益性向上」「成長新分野新領域への挑戦」「健康経営の実践」を掲げた。その中でも、成長新分野新領域への挑戦は次なる成長ステージへの足掛かりになる。

 ICT関連業界においては、引き続き少子高齢化による労働力人口の減少や長時間労働の社会的課題を背景に、「働き方改革」「業務プロセスの改善」をキーワードにした市場が拡大する傾向にあり、AI、IoT、エッジコンピューティングを核に事業領域を拡大したい。ほかにも、IoTビジネスの先にあるモビリティ事業、フレイル(加齢に伴う心身の活力低下)予防への取り組み、AIとロボットの連携、RFIDなどやるべきことは数えきれない。「既存ビジネスの延長線に未来はない」をモットーに、19年も駆け抜ける覚悟だ。

 もちろん、健康経営の実践にも力を入れていく。社員一人一人のみならず、家族の心身の健康があってこそ、企業の永続的な成長は成し遂げられる。創業88年目を迎える当社グループは、「人と知と技術」を未来につなぎ、豊かな世界を開拓し、社会課題の解決に挑戦する。
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外部リンク

都築電気=http://www.tsuzuki.co.jp/